故宮へ行ってきた
どうも、旦那です。
来ました、故宮!
どんより雨の中、それでも昼過ぎには来場者8万人。着いたら入場制限達してましたが、奥様がウェブでチケットを事前購入しておいてくれたので、スイスイ…
と思いきや、故宮へ入るずっと手前の天安門、すでに人多いいいい。前の人の傘が目に刺さりそうで、凶器にしか見えません。入場前にどん詰まり。
とても不思議なのですが、ここに機内持ち込みサイズのスーツケースを持ってる人が意外と何人もいること。奥様と二人、首を傾げます。んー、なぜ持って来たんだ…
と、そんな人混み掻き分けてでも観たかったもの。そう、今回の目的は如懿传(にょいでん)に登場する宮殿たちです。何気に奥様とここへ来るのは初めてでした。灯台下暗し、近いと来ないものです。
如懿传とは、我が家で今、ハマりにハマっている宮廷ドラマです。その舞台を観に行って来ました。
どーん!
ここは映画ラストエンペラーでも有名ですね。広場の先にあるのは太和殿。絵になる場所ですが、、はい。今回ここはスルーします。なぜならドラマに出てこないから。
ちなみに、故宮の中はこんな感じ。
故宮の基本は、入り口から出口まで一本道。
その道は二部構成になっていて、手前に皇帝が政務を行うエリア(外朝)、その後ろに生活エリア(内廷)が広がります。今回の目的はその後ろの部分です。
という事で、手前には興味なし。サクサク歩きます。
早速、後ろ半分へ。そこは、一本道の両側で東と西に宮殿が分かれており、それぞれ6つずつ配置。皇后を始め、側仕えの妃たちが住んでいました。加えて、西側の一番南には乾隆帝の寝室である養心殿があります。
ここが、ドラマの舞台なのです。
補足すると、皇后や妃は自分の住む宮殿で、たった一人の皇帝が来るのを待つわけです。仮に妃が12人いたとしたら、均等にすれば月2〜3回来るか来ないか。なかなかシビアです。
皇帝だって女性の所へ毎日行く訳ないし、偏りだってあるだろうし、、そりゃあ寵愛と冷遇の間で女性陣、バッチバチのドロッドロになるに決まってます。
そんな事に思いを巡らしつつ、ドラマの世界に迷い込んだようで、ゾクゾクします。
さぁ、それでは入ります。まずは東から。
ちなみに特に行きたかったのは、東は、景仁宫、延禧宫、永和宫。西は、咸福宫、长春宫,养心殿です。
中でも、ここ。延禧宫に来たかった!
理由は主人公の住んでいた住まいだから。
どーん、延禧宫!
ん?
…?!!!!
思ってたのと、、ちゃーう!看板すっごい邪魔やし。
写真の貼り間違いではないのです。。いきなり、残念。焼失してました。まー、何百年経ってるし、しゃあないのですが、その後20世紀に、最後の皇帝溥儀の時代になぜか洋風の建物、建てちゃいました。しかも、未完。西洋化させたかったんですかね。。そのまま再現でもいいから、延禧宫建てて欲しかったと思うのは自分だけ…?!
しかし、さすがドラマの舞台だけあって、放送から1年経った今でもここは特別人が多いです。おばちゃんたちが、狭い門の通りを我先に行こうとするので、道がぎゅうぎゅう。ここだけ整備の人が立ってました。
その後は順番に宮殿を回って行きました。
細かく説明すると長くなるのでカットしますが、興味ある方は、是非実物をどうぞ!
ここで気づくのは、どこも意外と狭い事。
ドラマでは、路地を何人も引き連れて籠で移動するので、割とゆったりしてるように見えます。宮殿もしかり。メイン広間もうちのリビングと案外変わらないんじゃない?という感じがしました。
どれも平屋造りなので故宮全体の敷地面積は広いのですが、区切られた生活通路や、1つ1つの宮殿の敷地は意外と狭い。ま、そのくらいが生活しやすいかもしれないですが。にしても、閉ざされた、狭い世界です。
ちなみに、全ての宮殿が開放されている訳ではなく、施錠されていて入れてないところも。
なので、おばさん達に混じって、門の隙間から中を覗き込みます。(必死)
お、如意門だ!
この龍、かっこいい。
なんてったって、何だかんだ広いのでたくさん歩きました。だいぶ疲れましたが、隣りの奥様は妃になりきれてご満悦。良かった、良かった。
ドラマではたくさん宮殿の名前が出てくるので、どれがどこにあるのかよく分からず、誰と誰の宮殿が近いのかと、分からなくなりがちでしたが、ふむふむ。今回来て良かったです、かなり頭の中が整理されました。百聞は一見にしかず、ですね。
おまけ
故宮のあと、鼓楼近くのカフェへ。
と、待ち時間にギャラリー発見。
タイムマシーン展??
なかなかおもしろかったです。
上の二枚、中国式の絵画にドラえもんとのび太が紛れ込んでました。著作権…と思いつつ、題名がドラえもんを意味する「哆啦A梦」ではなく、「蓝胖子(青い太っちょ)」だったので、ギリセーフ…?!笑