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燃えよ夫婦 in北京

東京都中野区を飛び出し北京でそれぞれ働き始めた夫婦のブログ。

NO携帯 NOライフ その2

※前回の続きです。

 

 

さて、なぜここまで携帯保持が急務だったのか。

正直、最初は携帯が使えなくても、全く焦っておらず、どうにかなるでしょと思っていました。…が、中国社会は甘くなかった。
(状況をよく知ってる嫁さんからすると、この余裕の態度が火に油だったようで。。)



具体的に何に困ったかというと…

1)何かあった時の連絡手段がないこと。。←1番はコレ!!
中国語を話せない自分にとって、一歩外に出るとそこは無法地帯。。

北京市内は日本よりもはるかに多くのフリーWiFiが飛び交っているものの、携帯がないと、ほぼ接続できません。。
仕組みは、携帯番号を入力して、その番号宛にパスワードがメールで送られ、入力すると使用できるといったもの。無理じゃん。。

2)銀行口座が開けません。。
本人確認をするために、WiFiの時と同じような手順を行う必要があります。
給料振込みどうすんねんー´д` ;

3)店での支払いができない。。
「いやいや、支払いなんか現金で払いなさいよ」と、言われそうですが、北京ではまさかの露店やローカル店でも電子決済なのです。
…んな、アホな!!と、お思いでしょう。いやいやいや!マジです。マジですよ、奥さん!

現金支払いは、お釣りを現金で渡せる事が前提となるため、電子決済が浸透している社会においては、個人経営店はわざわざ銀行で現金を用意しないわけです。あるのは、専用の読み取り端末のみなのです。ちなみに、こちらの端末クレジットカードは不可でございます。

つまり、それなりのちゃんとした店でないと現金が使えないという、なんとも逆転現象的な状態なわけです。(多少大げさに言ってますが、大手チェーン店であっても、レジのお釣りの状況によって現金拒否される事、しばしばあります。)

 


そこで、支払いで一番有名なのが、「微信(wechat)」というアプリ。
こちら、日本でも使用可能で、LINEの類似アプリとして広く知られています。

 

…が!その使い方、大間違いです。

いえ、間違ってはいないものの、このアプリの能力を20%も使いこなせてないいないのです。

 

中国にいる人、老若男女問わず、みんな微信を持ってますが、この「微信」、実は日本版では一部機能(←ここ重要)が制限されているのです。

なんと、本場中国に来ると、その眠っていた本来の力を呼び覚ます事が可能です。
例えるなら、悟空が満月の光を浴びて巨大猿になるような、エヴァ2号機を裏設定でビーストモードさせるような、そんな感じです。


それら追加機能の一つ、「钱包」というお財布機能がめちゃくちゃ便利!

これぞ、微信の神より与えられし、本来の姿です。



銀行口座と連動していて、携帯から即時チャージ可能。ショッピングはもちろん、友達間で電子マネーの送金/受取が簡単に出来てしまうのです!割り勘する時など、もうなくてはならない機能です!

 

さらに、日本との大きな違いは、チャージされた電子マネーを銀行口座に簡単に戻す事が可能!!これ、凄い!

つまり、電子マネーで受け取ったものも、ATMから現金で引き出す事も可能なのです。

そう、電子マネーでありながら、限りなく現金なのです!



ただ、この钱包を日本版アプリで使えるようにするには3つ条件があります。

1)友達から送金してもらう
→表示される
2)銀行口座の登録をする
→口座からチャージ、口座へ逆チャージ可能になる
3)中国語設定にする
→表示持続させる(日本語だと数時間後なぜか消えちゃう)


WiFi環境下であれば、1)と3)は可能ですが、自分がつまづいたのは、2)の銀行口座との連携。

口座開設には、携帯が利用出来ないと、やっぱり無理。。
さらに、ネット繋がってないと、そもそも支払い利用出来ない。。
おったまげー!

 

…という事で、まとめると、①携帯がない→②銀行口座開けない→③微信の钱包機能使えない、と、全てが繋がっており、携帯がないと何も始められないわけです。。

 

前回のブログの通り、当初携帯が使えず過ごした数週間でしたが、こんなところで色々と影響が出ていたのでした。

文化の違いというか、いい勉強になりました。

 


ちなみに、日本人が北京に来て、まず驚くのはモバイルITの発展具合です。
日本にいて中国がITに強いイメージなんて、これっぽっちもなかったですが、
「微信」を始め、様々な分野のアプリが、日本よりもずっと生活に密着している気がします。

語弊ないよう補足すると、技術的には日本でも余裕で実現可能と思われますが、
日本に立ちはだかるのは、法の壁。。
出来るのに出来ないジレンマ、あるよね〜といった感じです。

ま、安心安全のための法なので仕方ないですが。


中国はその辺の緩さというか、法があっても政治と儲け話で何でも乗り切ってしまうお国柄のため、とりあえず新しい事どんどん試してみなはれ状態というわけなのです。

また、中国スマホ端末も安く(新品2万円〜)、通信料もウンと安い(1600円/月程度)事もあって、ユーザー数も勢いよく増加する傾向にあり、市場規模も日本よりウンと大きい。そのため、当たれば儲けがデカいわけです。


美味しい投資話があれば、どこぞのお金持ちの経営者達がどんどん資金をブッ込んで、あっという間に開発、流通してしまう。それが中国!

 

こうして、生まれた中国独自のアプリ達は、多くのユーザーの利用に推されて、自国だけで、どんどん発展していきます。


例えば、今日までに凄いと感じたものを列挙すると、カーシェアサービス、自転車シェアサービス、外卖という出前館的なデリバリーサービス、さらに走行中タクシーのGPS検索、、などなどです。

特にこうした生活と密着する系サービスは目覚しい発展ぶりです。

日本で今後導入されるかは別として、ユーザーにとって便利なサービスは広がると嬉しいですね。ただ、一方で日本ほどの安心安全はないのが、ここ中国というのも確かなのです。。

 

 

…という事で、携帯以外にも実は大変な事もいくつかありましたが、今はなんとか乗り越え、毎日楽しく過ごしております(^^)

以上、近況報告でした!
では、またっ!!